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譲れない国産煙突へのこだわり

煙突

薪ストーブの煙突は華のある本体にくらべクローズアップされにくいもの、 しかし、言うまでもなくとても重要な存在である。
なんせ煙突が無ければ薪ストーブは何もできないのだから野球のピッチャーとキャッチャーの様に無くてはならない存在だ。
見た目はただ の黒い筒、しかし薪ストーブを安全で快適に使用する為に 進化しつづけている影の主役。
たまには煙突に焦点をあててみよう。

プロはみんな知ってる?
国産暖炉煙突は優秀だが希少な逸品

輸入ストーブに輸入煙突が当たりまえの薪ストーブ業界で それらを寄せ付けない品質を誇る国産煙突があるのをご存じだろうか?
老舗のショップや場数をこなしている煙突工事の職人さんから 「そりゃ国産煙突がいいに決まっている!」と言う話をよく耳にする。
施工してみると精度が高い為、足場の悪い屋根の上やはしごでの高所作業でも すんなり接続が出来る。
ロックすれば外れないし、ロックを解除すれば外れる。 断熱や耐久性能は当然の事、煙突でありながら細かな仕上げや塗装にも細心の注意を払う。 そんな日本人にとっての当たり前は世界の当たり前では無いのだ。

それならみんな国産にすれば?と思うが、海外にはストーブ同様 に大量の煙突が流通しており、それを輸入し販売すればいい。 わざわざ国産品を作ると言うのはよほどの信念がいった事だろう。
かつて銀座にあった中山産業(現 メトス)は国の中枢機関や国内外の要人が 出入りするような建物に多くの暖炉を設置してきた。 暖炉は現在の薪ストーブよりもニッチで専門的な市場であり、 現在でも国内で請け負える会社は少ないだろう。
日本人の要望はじつに細かく、輸入品をそのまま使用する事は難しかった。
逆に巨大な海外マーケットを持つ海外メーカーに少数の日本人の要望を聞かせる事も難しかった。
そして30年以上も前に中山産業は協力会社と共に国内で国内向けの煙突を一から作ろうと決めた。

今日現在、埼玉県内で製造されているこの国産煙突は皆様の想像どおり、日本人の要求を満たす唯一無二の煙突に成長した。 断熱、シングル、トップ、雨仕舞、その他すべての部材が30年の時を経て熟成された逸品だ。 大げさに言えば意地と歴史が日本人のこだわりに答える価値を創造したのだ。
しかし、唯一この煙突には欠点がある。 右肩上がりの薪ストーブ出荷台数に対して生産量が多くない事だ。
現在、この国産煙突を安定して出荷しているメーカーは極わずか。
海外の巨大マーケットに理解してほしいとは思わない。 ただ、この商品を皆様にお届けできる事を日々うれしく感じている。

煙突選びのポイント

暖炉・薪ストーブ以上に良し悪しが分かれるとも言われる煙突。
ここでは「煙突選びのポイント」をご紹介します。

保温性

どれを選んでも同じに思える煙突ですが、それぞれを比較すると大きな機能差が存在します。
例えば「煙の温度を下げずに外へ送り出すチカラ」の違いです。

温度の下がりやすい煙突の場合、煙に含まれるタールが煙突内側に付着、悪循環的にタールを溜め続けてしまいます(図1)。すると煙突の排気力は徐々に低下、暖炉・薪ストーブの燃焼効率を悪くするだけでなく、不完全燃焼や煙突火災などを引き起こす可能性を高めてしまうのです。
すぐれた煙突は、煙の温度低下を防ぎ必要以上の汚れをつきにくくするチカラを持っています。

品質管理

煙突は大きく「室内用」と「隠蔽部(壁の中)および屋外用」とに分かれますが、後者として使われるのが断熱二重煙突です。断熱二重煙突は金属管に断熱材を巻きつけた後、その上を金属管で覆ったもの。煙突内の煙の温度に対する外気温の影響を受けにくくするために使われます。

ここで肝心なのが金属管の材質。湿気の多い日本では、さびにくい確かな材質でつくられた煙突が不可欠です。

また金属接合部の隙間が少ないことも重要な要素。隙間があると、そこから入り込む水分(湿気)が断熱材を濡らしてしまい、結果、内側の金属管が冷えるためタールの付着につながります。
接合部が「カチッ」と気持ちよくはまるかどうか。それも湿気の多い日本ならではのチェックポイントです。

美しさ

煙突は外観も大切です。薪ストーブ本体から伸びる煙突はインテリアの一部であり、外壁から上へと伸びる煙突も、わが家の外観の一部。シンプルながらさりげない美しさを感じさせる煙突をお選びください。

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